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検査データは参考値!重要なのは受精する力

ATさんご夫婦は、奥様39才、ご主人59才の年の差&高齢カップル。不妊を改善するために、いまは奥様だけ漢方を飲んでおられますが、心身ともに調子がよく、これまで手放せなかった精神安定剤も飲まずにすんでいるとのことです。

先日、体外授精に向けて採卵したところ、2個採れて、1個は胚盤胞まで育ち、もう1個は凍結しているとのこと。いまはホルモン療法で子宮環境をととのえながら、来週期以降の移植に備えているところです。

同時に漢方でも移植に向けた準備をすすめています。
受精卵が着床する子宮内膜は、ただ厚くなればいいのではなく、あたたかくてふかふかの状態であることが大事。内膜に余分なものが残っていると、次によい内膜をつくるじゃまになるので、生理が始まってから3日間は、しっかりと漢方を飲んでもらい、内膜の掃除をしてもらいます。つまり内膜をキレイにするイメージですね。

 いまのところ順調ですが、奥様が気にされているのが、ご主人の精子の運動率。高齢ということもあり、精子の状態はずっとよくないといわれています。サプリメントを3~4カ月飲んでいるけれど、数値が上がらない。治療しても、なかなか結果が出ないのは精子の質がよくないからではないかと心配されています。他に何かやることはないだろうか、漢方で上げることはできないのだろうか、と次々と質問されます。

 検査データを拝見すると、確かに数値はよくありません。ただ検査データは、精子の数や運動率を出しているだけで、受精しやすさを調べているわけではありません。

受精に大事なのは、ちゃんと動いている精子をいかにいい状態にするかという考え方。無精子症でも一匹しかなくても、うまくいくケースはたくさんありますので、いまあるものをいかに元気にするかということが重要になってきます。

最近は男性も年齢とともに、精子の質や受精する力が落ちてくることがわかってきました。年をとるほど精子の中のDNAが傷つきやすくなり、傷ついたものは受精できません。ですから、傷つく前に止めておくことが、いちばん取り組むべきことです。

DNAを傷つける、いちばんの原因は活性酸素です。漢方には活性酸素を消し去るものがありますので、そうした漢方を飲みながら、ストレスをためない、喫煙しない、酒は控えるなど生活面も気をつけていく。

 先述したとおり、いまは一匹いれば受精できますので、目指すのは動いている精子のDNAが傷ついていない状態。データの数字が気になるのは仕方ないことですが、運動率はそのときどきで多少変わります。いまは下がっていても、また上がることもあるのです。

次に移植してうまくいくよう今できることにベストを尽くしましょう。その次のステップとしてご主人の処方を検討しましょう、そう奥様にはお伝えしているところです。

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