必要な栄養成分を手軽に摂取できることから、妊娠を希望されている多くの方がサプリメントを服用しています。
サプリメントと一口にいっても、値段も成分もさまざま。「どれを選べばいいのかわからない」という声も患者さんからよく聞かれます。
そもそも妊娠が難しい人は血行が悪かったり、冷えていたり、運動不足だったり、とミトコンドリアの働きが弱っている人が多い。ですので、妊活中の方は、まずはそういった細胞そのものの力を高める機能のあるサプリメントを選んでいただくといいだろうと思います。
選ぶときに大切なのは、きちんときくだけの成分が入っていること、そして品質です。たとえば人参なら、どんな人参でもいいのではなく、六年根などよい品質のものを使っているか、そこまで吟味してほしいですね。
また外国のものは、ちょっと注意。国産であれば副作用という意味では心配なく飲めるでしょう。
サプリメントは女性だけでなく、男性にもおすすめです。男性が気をつけたいのは、ストレスや喫煙で発生する活性酸素。活性酸素がふえるとDNAを傷つけて受精しにくくなったり、着床しにくくなったりということが起こるので、「牡蠣(ボレイ)」など活性酸素を消し去る成分の入ったものを選びましょう。
サプリメントはネットで気軽に買えますが、買うときにはお客様相談室などがあり、しっかり説明してもらえるところを選ぶのも大きなポイント。わからないことがあれば、とりあえず聞いてみること。内容成分について専門家がちゃんと回答をもっているところがよいでしょう。
また、いい材料を使おうと思ったら、それなりに制作コストもかかります。980円とか1980円といったサプリメントを見かけますが、しっかりしたものを作ろうとした場合、ありえない数字。
値段の安さやオトク感だけで選ぶのはNGということも、合わせて知っておいてほしいですね。