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【子宝養生31】冷たいものと油脂は子宮内膜症を悪化させる大敵!

東洋医学的に見ると、子宮内膜症は血液の流れが滞ったり、うっ血したりといった“?血”の状態にあり、食生活もまた?血を取りのぞくように気を配りたいものです。

?血の原因のひとつが冷え。たとえば冷たい飲み物やアイスクリームなどの食べ物、生野菜や果物、おさしみなど火の通っていない生ものは体を冷やす作用がありますから、なるべくそういったものは控えましょう。
 
また子宮内膜症は炎症性の病気ですので、炎症を引き起こすような食事はできるだけ避けたほうがよいでしょう。そのひとつとして気をつけてほしいのが油脂です。

 そもそも油脂には体によいものと悪いものがあります。体によい油脂とは、魚類や植物油に含まれる、いわゆる不飽和脂肪酸といわれるもの。

特に青魚やエゴマ油、オリーブ油などはよい油脂の代表格ですので、たっぷりととってほしいですね。

一方、動物性の油脂やトランス脂肪酸は注意したい油脂。

動物性の油脂はアレルギーを起こしやすく、痛みをつくりやすいものです。赤身のヒレやささみなどであれば問題ありませんが、現代の主流になっているサシを入れた甘い油脂には要注意です。

トランス脂肪酸に関しては、絶対にとらないという気持ちでいてもらってもいいぐらいよくないもの。トランス脂肪酸をとりすぎると、血液中の悪玉コレステロールがふえて、反対に善玉コレステロールが減るといわれています。

外国ではトランス脂肪酸の含有表示の義務づけや使用規制などで摂りすぎについて注意喚起を行っている国もありますが、日本では野放し状態なので、自分で予防するしかありません。

具体的にはマーガリンやショートニングを原材料に使ったパンやケーキ、ジャンクフード、加工食品に含まれていることが多いので、それらの商品を買うときは表示をしっかりとチェックすることが大切です。

東洋医学の食事療法の基本として知っておいてほしいのは、“一物全体(いちもつぜんたい)”と“身土不二(しんどふじ)”という考え方。

一物全体とは、植物なり動物也を食べるときは、なるべくその全部を食べるということ。
たとえば魚なら、頭からしっぽ、できれば内臓まで、野菜は葉っぱから根っこ、皮もいっしょにトータルで食べる。そうすることで栄養バランスがとれるのです。

人は作物を食べることで身体ができあがり、そしてまた土に還ると循環しているものなので、身体と環境は別々のものではないという考え方が身土不二です。

そのためには住んでいる土地でできた旬のものを食べること。その土地にできた作物というのは、その環境に適したものなので、身体にとっても必要な栄養素が含まれています。また、その季節にとれる旬のものを食べれば、そこの風土や気候に適応できるということです。

暑い夏にとれるものなら身体の余分な熱をとれる成分が含まれていますし、冬場であれば身体をあたためる成分が含まれています。夏に冬の野菜、冬に夏の野菜を食べると身体のバランスを乱します。旬を意識して、その時期にとれる食材を食べるようにしましょう。

 調理するときは、なるべく加熱したほうがよいでしょう。夏場は余分な熱をとるという意味で多少、生でもかまいませんが、基本的には煮る、蒸すといった調理方法がおすすめです。

 揚げ物や炒め物がダメというわけではありませんが、なるべく控えめに。油脂は高熱を加えると、体に害のあるものに変質してしまうからです。

 そういった昔ながらの知恵が、いまは忘れられている時代。改めて見直すことが体質改善、やがては子宮内膜症の解消にもつながるのです。

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