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子宮内膜症の治療法

はじめは薬物治療

子宮内膜症を発症していると分かったら治療を開始しますが、はじめは薬を使った薬物治療から入ります。それでも症状が改善しなかった場合や妊娠を希望していて卵巣膿腫や子宮腺筋症などの診断を受けた場合、それに卵巣のチョコレート嚢胞が肥大して悪化した場合、最後に血液検査での腫瘍マーカーが高く悪性腫瘍の可能性が高い場合は手術が必要になります。

 また、妊娠を希望している女性と、妊娠・出産を既に終えていて今後は妊娠を考えていない女性によっても手術の方法は色々あるので症状によって違ってきます。

女性の子宮や卵巣は女性ホルモンを司る機関ですから、症状によっては今後の生活に大きく関わってきます。今後どうしたいか、あるいは何を求めるかをはっきりさせてから手術の方法を決める事が最善です。
人それぞれ症状が違いますし病状も違います。ライフスタイルに合った治療法や手術法を相談して決める事も治療を進めるにあたって重要となるでしょう。

妊娠を望む場合の手術

まずはこれから妊娠を望まれる女性に施される手術です。

子宮や卵巣を残して病巣だけを取り除く手術法です。この手術は病巣が小さければ可能ですが大きければ適応不可能となります。小さければ腹腔鏡手術で除去できます。この腹腔鏡手術というのはへその横から小さな穴を開けて炭酸ガスでお腹を膨らませ、内視鏡を入れて病巣を除去します。

妊娠前のお腹に出来るだけメスを入れたくないと考える女性も多いですから手術となると構える人も多いでしょう。この方法ならお腹に傷は少ししか残りません。また費用も10万円前後という事なので、短期間で生活に戻れます。

しかし、病巣が大きく腹腔鏡手術で対応できない場合は開腹手術となり、お腹を大きく10cmほど切開する事になります。しかし、この場合は病状を目視で確認できるので癒着や他の病巣を発見できるなどのメリットもあります。

妊娠を望まない場合の手術

次に既に妊娠出産を終えられていて、今後は望まない場合の手術です。

子宮や卵巣、卵管を病巣によって完全に除去してしまう手術です。これを根治手術といいます。この場合、女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されない状況となるので内膜症の組織が消失します。この手術を受けた場合は子宮内膜症が再発する恐れはなくなります。

手術によって起こるデメリット

最後に妊娠を希望した場合とそうでない場合、手術を受ける事によって起こるメリットとデメリットを紹介します。
妊娠希望していて手術を受けた場合、大きなデメリットとしては再発です。病巣のみを除去するので生理が復活すれば再度発症する可能性があります。その可能性としては手術後2年以内に3割の確率とされています。また、チョコレート嚢胞で卵巣を温存した場合は卵子の数量が極端に少なくなるので妊娠能力が低下する確率が高いとされています。

手術によって起こるメリット

しかし、メリットもあります。病巣を除去し子宮を洗浄し、卵巣のチョコレート嚢胞の中身のみを除去すれば子宮内膜が綺麗になりますから妊娠の確率は上がります。
また、妊娠を希望していない場合のデメリットは女性器を失うことによって術後に身体に更年期障害が起こりやすくなるという事があります。これは子宮・卵巣と両方摘出した場合です。しかし、卵巣だけ残した場合は更年期障害を軽減できます。
メリットとしては、今後の生活において子宮内膜症に悩まされる必要がなくなること。病気と完全に離れる事が出来ます。

まとめ

手術と聞くと怖いと感じるイメージをしがちですが、考え方によってはすぐに病巣を取り除ける方法として画期的なものです。治療期間、手術、入院などを考えればこれまでの生活に戻れるまでには日数的にも経済的にも開きがありますが、早めに決断して取り掛かる事が病状の改善や治癒に繋がります。

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