近年“異常気象”という言葉をよく耳にするようになりました。
今までに体験したことがない大雨、大雪、暴風、高温、寒暖差など以前に比べて身体には厳しい状況が増えてように思います。
東洋医学の理論の一つに「天人合一思想」というものがあります。
“天(宇宙、森羅万象なる自然)”と“人”とは統一体であるという考え方です。
それに陰陽論や五行論が加わり、哲学となり東洋医学の基盤となっています。
東洋の広い地域では長い間、農耕中心の生活を送っていたため天候や四季の移り変わりが生命を維持するために大きな影響えお及ぼすことを理解していました。
天地の観察をすることで人と自然界の間には密接な関係があると考えました。
自然界の変化は五臓六腑や気・血・水にも影響を与えるとされています。
異常気象が続くなか、この「天人合一思想」というものを改めて考えさせられます。