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気(き)と血(けつ)の話

人の生命力には大きく分けて二つあります。

一つは「気」、体を働かせるエネルギーを「気」と呼び
もう一つは「血」、これは体に栄養を与える働きをします。

「気」は人の生命を維持する力であり、
この「気」が体の中を活発に動き回ることで生命活動を行い、そして維持できます。
気の巡りが弱くなったり滞ったりすると病気になってしまいます。

「血」は体の中に入ってきた栄養分を臓器や組織に与え、潤す作用があるので
「血」が滞ったり足りなくなるとあらゆる所に栄養が行かなくなり、視覚や筋肉の働き、心にまで影響を及ぼすことがあるのです。

「気」は体を働かせる機能であり、「血」は体を作る物質といえます。

人の生命力である「気」は普段摂取する飲食物や空気などから体の中に入り
「血」は「気」から作られます。

だから季節の食べ物をおいしく頂くことと深い呼吸は丈夫な身体を作るのにとても大切!

そして飲食物や空気からしっかりと「生命力を作り出せる体」を漢方や鍼灸で作るのです。

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