妊娠を希望される方に気をつけて頂きたいものに 「なまもの」 があります。気をつけなきゃいけないからと言って「なまもの」はめちゃくちゃ体に悪いとか、絶対に食べてはいけないということではありませんので安心して下さい。
ではなぜ気をつけないといけないかというと・・・
「体を冷やしていけない」というのはよく言われますよね。漢方の考え方からいうと「なまもの」つまり加熱調理していないものは体を冷やすものが多いのです。例えば、生野菜、くだもの、刺身など。
また、別の観点からいうと、加熱していないから胃腸に入ってから加熱するのと同じくらいの工程が必要になる。つまり胃腸に負担がかかります。
さらに加熱していないものは細菌汚染されている可能性があります。特に生肉やレア、ミディアムくらいの焼き具合のものにも細菌がいます。あるいはしぼりたてのミルクなどもそう。これらには食中毒や胎児に感染する種類のものもあります。
梅雨から夏場にかけては特に食中毒が多くなる時期ですので注意しましょう。
ただし「醗酵」させてあるものには体に良い成分がたくさん含まれるものもありますから、しっかり食べましょうね。