Sさん 35歳 女性(埼玉県小川町)
すでに不妊検査もいくつか受けており、ホルモンや卵管には異常はありませんでしたが
結婚して3年が過ぎているので不安になったとのことです。ご主人様は漢方相談の際には必ずご一緒に来店され、体質改善にはとても積極的に参加してくれました。
Sさんのように異常は見当たらないけれどなかなか妊娠にいたらない、というカップルはたくさんいらっしゃいます。当店でも半数近くはそのような方です。
ただし、「異常はない」といっても「西洋医学的な検査では」という条件つきであり、東洋医学の尺度で見た時にさまざまなアンバランスが見つかることがよくあります。つまり検査には出ないが、妊娠するための体の機能を邪魔する「何か」がおこっているということです。
Sさんは35歳という年齢のわりに髪がうすく、抜け毛が多い、そしてお顔も肌にハリがない感じで寒がりの腰痛持ち・・・漢方でいう典型的な「腎虚」でした。
病院ではずっとタイミング法をつづけていましたが、結果が出ないため一時治療は中止され、その間も漢方は欠かさず飲んでいらっしゃいました。すると次第に上のようなさまざまな症状も改善していったため、このままじっくり続けてゆけばきっと大丈夫と信じていました。
ある日、基礎体温をみると生理予定日を過ぎても体温が落ちるどころか、むしろ上がっている感じ。「もしや」と思い、「あと数日体温が下がらなかったら受診してみて」とお話したところ数日後お電話いただき「陽性でした!」とちょっと抑え気味の声で報告いただきました。
次回ご来店の時にはご主人もとても嬉しそうでした。