Yさんは5歳になるお子さんをお持ちです。
お一人目も自然妊娠だったのですぐにできるだろうと思っていたそうですが「二人目が欲しい」と思い始めてからなたなかできないため、婦人科の病院を受診し2年半もの間不妊治療を続けてきました。
医師からは不妊専門の病院を紹介されたのですが、鍼灸治療でしばらくはがんばりたいと希望されました。
仕事がとても忙しく、冷え、立ちくらみがあり、イライラ感を強く感じていたり、そんな体調を考えるとご本人はこのままダメなのではないか、と半ばあきらめかけている状態でした。
Yさんの場合、排卵誘発剤を使っても排卵が起こらない事がありましたが、それ以外の検査では異常は見当たらないということです。西洋医学ではそんな時、誘発剤を続けて妊娠を目指すことが多いのですが、東洋医学ではなぜ排卵が起こらないかということに着目し、元気な卵が育ち、きちんと排卵が起こる体作りを目指します。
4か月ほど鍼灸と漢方を続けた時点でお医者様から「そろそろ体外受精をやってみたら」とすすめられ、Yさんも「やっぱり体外受精じゃないと無理なのかな」とステップアップする決意をされました。
このころには当初の症状の多くは軽減し、お顔はとても優しい表情になっていました。
そして次の周期から採卵が始まるというタイミングで、Yさんからお電話いただき「ちょっと生理が遅れているから、調べたら妊娠反応がでました!」というではありませんか!
ご本人は信じられないという感じで、後日病院に受診してみる、ということでした。その後しっかりと妊娠が確定して、Yさんもひと安心。あらためて4か月で妊娠できた喜びをかみしめていらっしゃるご様子でした。
これから暑い夏がやってきますが、一緒に乗り越えていきましょうね!