不眠
不眠症とは、入眠困難、早期覚醒、熟睡障害およびまったく眠れないなどを主症状とする病症です。
漢方における原因
- ストレスや激怒など精神活動の変化による不眠
- 加齢、心身耗弱などによる不眠
- 食生活の不摂生
- 過度の思慮や心労による心神不安
よく使う漢方
・酸棗仁湯(さんそうにんとう)
・帰脾湯(きひとう)
・竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
養生法
不眠は精神心理的素因や生活環境と関係が深い疾患です。その治療は完全に薬に頼っては難しい場合もあります。精神面のコントロールや生活環境改善のための養生が大切です。1.ストレスや怒りなど激しい感情変化を避ける。気功や呼吸法などは精神活動の安定に有効です。
- ストレスや怒りなど激しい感情変化を避ける。気功や呼吸法などは精神活動の安定に有効です。
- 就寝前に酒・濃い茶・コーヒーなどの飲み物は禁止する。
- 食事、特に夕食は控え目にする。また、辛い食べ物など刺激性の飲食物は避ける。
- 適度の運動(例えば散歩・太極拳・気功など)は睡眠に良いが、寝る前の激しい運動は良くない。
- 寝室の室温や明るさなどの調節も重要です。
※適する漢方は一人ひとり異なります。上記症状でお悩みの方は升屋栄貫堂までご相談ください。