腰痛
いわゆる腰の片側または両側に現れる痛みのことを指しますが、背中の症状、足の症状と合併していることも多く「腰背痛」「腰腿痛」ということもあります。
西洋医学では筋肉、関節、神経などの不具合で生じると考えますが、東洋医学では腰は「腎の府」といわれており、腎と深い関係があります。
漢方における原因
1.寒さ、湿気による腰痛
寒冷や湿気の多い環境に住んでいたり、長時間水に濡れたりすることで寒、湿の刺激が体内に入り込み腰部の経絡、気血の流れを妨げ腰痛が起こる。
2.血行不良による腰痛
腰部の使い過ぎや打撲などにより局部の血行不良が生じることで起こる。
3.腎虚による腰痛
老化、過労、性行為過多などにより、腎の精を消耗し腰部の経筋を栄養できなくなると起こる。
よく使う漢方
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
・疎経活血湯(そけいかっけつとう)
・参馬補腎丸(じんばほじんがん)
※適する漢方は一人ひとり異なります。上記症状でお悩みの方は升屋栄貫堂までご相談ください。