肩こり
項部から肩甲間部におよぶ範囲の詰まったような、こわばった不快な感じを総称して肩こりといいます。場合によっては痛みや圧痛を伴うこともあります。
寒・湿などの邪気の侵入や筋肉疲労、精神・肉体疲労などで、経絡の気血運行が阻害され、筋肉や経脈が養われないと肩こりが起きます。
漢方における原因
- 風寒の邪気が侵入することで頚肩部の筋肉が凝ります。
- 寒冷と湿気の多い環境での居住や労働で身体に侵入した寒湿の邪気のために、肩部の血流が悪くなり肩こりが起きます。
- ストレスなどの精神的要因で肝の疎泄機能が失調して、肩こりが起きます。
- 長期間の不良姿勢や外傷などにより血流が悪くなり肩こりが起きます。
- 眼精疲労や病後・産後で肝血を消耗したために肩頚部の筋肉や経絡を正常に栄養できずに肩こりが起きます。
よく使う漢方
・葛根湯(かっこんとう)
・釣藤散(ちょうとうさん)
・疎経活血湯(そけいかっけつとう)
※適する漢方は一人ひとり異なります。上記症状でお悩みの方は升屋栄貫堂までご相談ください。