胃痛・腹痛
ここで扱う「胃痛」とはみぞおちからヘソまでの部分に生じた痛みを指します。
主に胃に生じた異常が原因となりますが、十二指腸や肝・胆・膵臓疾患に起因する胃部の痛みも含みます。
漢方における原因
1.冷え
冷たいもの、生ものなどを過食したり、季節やエアコンなど体外の環境から冷えを受けた際に冷えが胃部に滞ることによって痛みが生じます。
2.食滞
暴飲暴食や脂っこく消化しにくいものを過食することにより飲食物が停滞し、胃の運動が妨げられる際に生じます。
3.ストレス
精神的ストレスなどにより自律神経が失調すると、胃の運動や消化液分泌が滞り、痛みが生じます。
4.胃陰不足
慢性疾患あるいは加齢により胃粘膜、消化液、胃血流が減少し痛みを生じます。
よく使う漢方
・安中散(あんちゅうさん)
・保和丸(ほわがん)
・柴胡疎肝散(さいこそかんとう)
・一貫煎(いっかんせん)
※適する漢方は一人ひとり異なります。上記症状でお悩みの方は升屋栄貫堂までご相談ください。