「お風呂では湯舟に入ってますか？」と尋ねると「いいえ、毎日シャワーです」というお答えがかなりの割合であります。

子宝にとって湯舟につかることの効用は計り知れないものがあります。夏場であってもぬる目でいいから湯舟につかってください。

【温熱作用】

お湯に浸かると当たり前ですが体はあたたまります。これを温熱作用と言います。
体表の毛細血管や皮膚のすぐ下の血管が広がり、血の流れが良くなります。それにより体内の老廃物や疲労物質が洗い流され、コリがほぐれ疲れが取れます。
また、内臓の働きが良くなり、自律神経のバランスも整います。腎臓の血流も増え、利尿作用が高まります。

【水圧作用】

湯舟につかると水圧を受けます。
この圧力を受けることにより、足にたまった血液や水分が上半身へ押し戻され、心臓の働きを活発にし、血液の循環を改善します。
また、腹部にかかる水圧により内臓臓器のマッサージ効果もあり、子宮、卵巣などの血流が増加します。

【浮力作用】

プールや海に入って力を抜くとプカプカとカラダが浮きますね。これが浮力です。
湯舟に浸かり浮力が働くと、体重は約9分の1程度になります。普段体重を支えている筋肉や関節への負担が減り、カラダの緊張がほぐれます。
カラダの負担を取り去ることで、気分的にもリラックスできます。